2006年5月11日

私はヨーロッパやアメリカで新聞を読むのが、大好きです。旅行をしても、あまり物見遊山をしなくてもその町の喫茶店に座って、新聞を読むのが趣味の一つです。最近はインターネットの新聞もよく見ますが、なぜか紙の新聞に比べてつまらないですね。新しい情報を知るには良いのですが、ヨーロッパの紙の新聞の、論文のような詳しさがないのです。日本の新聞も最近は以前に比べて、特ダネが少ないような気がしますが、インターネットの新聞は特に横並び傾向が激しくて、面白くないと思います。もうそろそろ、我々読者も新聞に対して、はっきり個性を出すように求めるべきではないでしょうか。特ダネや調査報道がない新聞は、私にとってあまり魅力がありません。これも駆け出しの記者だった頃に、関西事件ジャーナリズムの特ダネ攻勢を経験したせいでしょうか。三つ子の魂百まで?

ミュンヘンの劇場Schauspielhaus といえば、以前は、新作が上演される時には並ばなければ切符を買えないほど人気のある劇場でしたが、監督が変わってから演出がひどくなったというもっぱらの風評です。ドイツ人に、今日本の劇をやっているよと言われたので調べてみると、なんと東海道四谷怪談の現代劇を、日本語(ドイツ語下ダブりつき)で上演しています。ちょっとこれではね・・・・。演劇通によると、最近ではResidenztheaterの方がはるかに質が良いそうです。